【高校野球】弘前学院聖愛が9年ぶり優勝…13連勝だった青森山田を県決勝で撃破
◇高校野球春季青森県大会 ▽決勝 青森山田2-6弘前学院聖愛(26日・青森県総合運動公園) 青森は弘前学院聖愛が6―2で青森山田を破って、9年ぶりの優勝を果たした。東北大会の出場全14校が出そろい、6月5日に組み合わせ抽選が行われる。 無敗街道を歩んでいた青森山田を、弘前学院聖愛の吹田志道投手(3年)が止めた。6安打2失点で149球完投。終盤は帽子を飛ばしながらの熱投で8三振を奪い「トーナメントが決まった時から、決勝で山田とやる覚悟はできていた。この日を待ち望んでいました」と胸を張った。 相手は今春のセンバツで8強入りし、東北地区では昨秋の県大会→東北大会→今大会準決勝まで13連勝だった。25日の準決勝は温存され、原田一範監督から「2点までは取られていい」と託されたマウンド。MAX142キロの直球とカットボールを中心に低めへ集め「格上のチームだけど上回れたかな」と誇った。 188センチの長身だが体重は83キロ。体づくりのために間食やプロテインなどで増量に励んでいる。東北大会では雪辱に燃える青森山田のほか仙台育英、花巻東ら多くの強豪が待つ。「チャレンジャーとして挑みます」。自らの立ち位置を冷静に分析して、再びの大物食いを狙う。(岩崎 敦) ★青森山田・下山大昴投手(2年。準決勝に続く先発も0/3回2失点)「昨日のピッチング(6回無失点)で満足してしまっていた。自分の実力不足です」
報知新聞社