上山遺児育英会が和歌山県通じて能登半島地震義援金500万円寄贈
和歌山県有田市に拠点を置く公益財団法人上山遺児育英会は、能登半島地震の被災地支援に役立ててもらおうと、このほど500万円を和歌山県に寄贈し、3月25日、岸本周平知事から感謝状が贈られました。 上山遺児育英会は「金鳥の蚊取り線香」で有名な大日本除虫菊株式会社が設立した公益財団法人で、創業地の有田市との縁から、県内の交通遺児や災害遺児への奨学金の給付などを行っていて、能登半島地震の被災地を支援しようと、和歌山県に500万円を寄贈しました。 会の代表理事で大日本除虫菊の上山直英社長は、寄贈後の懇談で、石川県の被災地を視察した岸本知事からトイレ環境の悪化に話題が及ぶと、「2011年の東日本大震災で福島県を支援した際、消臭と防虫機能を持った簡易トイレを開発し、現地の支援に役立てた」と語りました。 岸本知事は「県では、能登半島地震をきっかけに防災の抜本的な見直しを検討している」と述べ、協力を求めました。