フジバカマと和の花展 京都市下京区 梅小路公園で開催
秋の七草のひとつ「フジバカマ」や日本固有の植物を集めた企画展が京都市下京区の梅小路公園ではじまりました。この「藤袴と和の花展」は、京都市都市緑化協会が2009年から毎年開いているもので、梅小路公園の「朱雀の庭」には、京都に自生するフジバカマおよそ200鉢が展示されています。秋の七草のひとつでもあるフジバカマは、環境省の準絶滅危惧種に指定されているキク科の植物で、1998年に西京区の大原野地域で野生種が見つかって以降、市内各地で保全活動が行われるようになりました。会場では、見ごろとなった薄紫色の花をつけたフジバカマが訪れた人を楽しませています。また期間中は、甘い香りに誘われて、渡りのチョウ・アサギマダラの姿も観察できるかもしれないということです。「藤袴と和の花展」は10月14日まで梅小路公園朱雀の庭で開かれています。