いま買うべきは日本株か、アメリカ株か? 4つの「グラフ」から強さを比べる
国内ではNT倍率にも注目
日本の株式市場を評価する指標として「NT倍率」があります。NT倍率は日経平均株価をTOPIXで割ったもので、2つの指数の相対的な強さを示します。 ●NT倍率 = 日経平均株価 ÷ TOPIX 日経平均株価の上昇率がTOPIXより高いときはNT倍率が上昇し、TOPIXの上昇率が日経平均株価より高いときにはNT倍率は下降します。 NT倍率の標準は10~15倍前後とされています。この標準値を上回っているか、それとも下回っているかが、相場の状況を判断する際のひとつの目安となります(グラフ参照)。 日経平均株価は過去最高値を更新しましたが、TOPIXはまだ最高値に届いていません。今後、出遅れているTOPIXの上昇によるNT倍率の低下があるのかどうかにも注目が集まります。 日経平均株価がどこまで上がるのかに注目が集まりますが、他の株価指数との比較もあわせて見ることで、より幅広い視野で相場を見ることができるようになるでしょう。 山下耕太郎 ※当記事は「かぶまど」の提供記事です