手元に置かなくてもOK! テレビの音量を上げずに声がハッキリ聞こえる「ミライスピーカー」
取材時にその仕組みをわかりやすく説明するために、マーケティング本部の金子一貴さんが小さなオルゴールとクリアファイルを持って実験をしてくれました。最初はファイルを平面のままにしてその横でオルゴールを鳴らします。可愛らしいオルゴールならではの音に癒されるなあと思っていたら、そのファイルを少し湾曲させた途端、オルゴールの音が大きくなり、エッジの効いたクリアな音色に変化するではありませんか。 ドアを開けて隣の部屋に移動して、その姿が小さくなってもオルゴールの音だけは変わらずにハッキリと聞こえます。これが曲面サウンドの原点となる仕組みというわけです。 ミライスピーカーは、声の明瞭度や音声帯域の発音効率が高いので音量を上げなくても言葉がはっきり聞こえ、曲面振動板とドライブユニットのハイブリッド構造のため、位相ずれや遅れがないのも大きな特徴です。
情報番組のアナウンサーの声もドラマの声もくっきりハッキリ
これまでサウンドファンから家庭用モデルとしては「ミライスピーカー・ホーム」「ミライスピーカー・ステレオ」を展開してきましたが、よりスタイリッシュなデザインにして価格も抑えたモデルが、3月3日の『耳の日』に合わせて今年2月29日に発売された「ミライスピーカー・ミニ」。 わが家でもこの新モデルを迎えましたが、設置が簡単なのも大きなポイント。どんなに便利なスピーカーでも、テレビとの接続が難しいようでは導入しづらいですものね。ミライスピーカー・ミニは音声ケーブルをテレビにつなぎ、電源コード(アダプター)をコンセントにつなぐだけで使えます。
実は、私自身、幼いころの中耳炎が原因で右耳がほとんど聞こえないこともあり、テレビドラマなどで言葉が聞き取りにくいことが多々あるのですね。音量を上げたとしても全体の音が大きくなってしまうだけで、言葉がハッキリするわけでないのが悲しいところ。それが、このミライスピーカー・ミニを設置したおかげで、情報番組のアナウンサーの声もドラマの声もくっきりハッキリ! 世界が明るく感じられるとはこのことかと思いました。