Jリーグはイメージと「大きく違った」 来日8年目…助っ人の目に映る日本サッカーの成長【インタビュー】
16年に来日したディエゴ「素晴らしい環境でプレーできることが嬉しい」
FC東京に所属するFWディエゴ・オリヴェイラは、2016年にブラジルから来日して柏レイソルに加入した。2シーズンを柏で過ごして57試合に出場したストライカーは17得点を記録し、2018年からはFC東京でプレーしている。8年という月日を日本で過ごしたブラジル人ストライカーの目には、日本サッカーがどう映っているのか。(取材・文=河合 拓) 【写真】「きれいな字!」 J助っ人、努力の跡がにじむ“日本語勉強ノート” ◇ ◇ ◇ ディエゴは18歳で母国ブラジルでプロとしてのキャリアをスタートさせ、カタールや中国でのプレー経験を経て、2016年に柏に加入して初来日した。加入した当初、日本サッカーについてほとんど知識がなかったと振り返る。 「来日してみると持っていたイメージとは、いい意味で大きく違いました」 実際に日本でプレーしてみると、予想をはるかに超えるサッカー環境とレベルの高さに驚かされたという。「日本のサッカーは非常にレベルが高く、選手個々の能力も非常に高いと感じました。スタジアムも常に多くのサポーターで埋まり、素晴らしい環境でプレーできることが嬉しいです」。早い段階で日本サッカーに好印象を抱いた。 1993年にスタートしたJリーグは、今年、開幕31年目を迎えている。ディエゴも長い時間を日本で過ごしてきた。最近では有力な日本人選手が海外に出ていくことが当たり前になったが、ディエゴの来日時から、Jリーグのレベルはどう変わったのだろうか。 Jリーグに対するディエゴの評価は高く「私が来日した当初は、Jリーグから海外へ移籍する日本人選手はまだ限られていました。しかし、今では多くの選手が欧州で活躍しており、それが日本サッカーの成長を後押ししています」という。 そのなかで、かつてのチームメイトだった久保建英、伊東純也や、対戦相手として戦った三笘薫の名前を挙げ、日本代表や欧州のトップリーグで活躍していることにも、喜びと誇りを感じているという。