どうなる?!大谷翔平の日本人4人目の新人王は本当に当確なのか
「大谷こそふさわしい。この調子で最後までいくなら、新人王は間違いない。私には、はっきりしているように見えるがね」 大谷の新人王の可能性に話が及ぶと、エンゼルスのマイク・ソーシア監督は、「他に選択肢があるのか?」とでも言いたげだった。 後日、改めて問われると、「大谷がナンバーワンだ」とソーシア監督。 「ナンバーワンは、日本語で何て言うんだ?」と通訳に確認し、「イチバン」と教えられると、さっそくそのフレーズを使った。 「大谷が、イチバン!」 自軍の選手だけに、そうして褒めそやすのも理解できるが、実際はどうなのか。 もちろん、数字そのものは新人王にふさわしい。 日本時間29日、現在、打率.289、出塁率.366、22本塁打、61打点、58得点、10盗塁、OPS.941。しかも、本塁打は、318打席での数字。おまけに10試合登板だが、4勝2敗、防御率.3.31の投手としての数字もプラスされている。通常の年なら新人王は当確だろう。 しかしながら今年はライバルが少なくない。 ヤンキースのグレイバー・トーレスの打撃成績は29日現在、打率.273、出塁率.340、23本塁打、75打点、53得点、OPS.818とやはり、新人離れしている。 開幕こそマイナースタートだったが、4月22日に初昇格してからはメジャーに定着。2016年にアロルディス・チャップマンとのトレードでカブスから移籍してきた段階で将来のヤンキースを担う逸材として高く評価されていたが、1年目から期待以上の働きを見せている。 そのヤンキースには、もう1人、ライバルがいる。 昨季昇格し、今年の開幕ロースター入りを果たしたミゲル・アンドゥーハーは、8月に10本塁打を放つなどして、全体の成績を底上げすると、29日、現在の打席成績を打率.296、出塁率.328、27本塁打、90打点、81得点、OPS.853としている。 アンドゥーハーの場合、三塁の守備に関しての批判が多く、来季は外野手にコンバートされるのでは、とも噂されるが、監督にしてみれば、そこに目をつぶってでも、スタメンに起用したい選手ではないか。 今年はさらに、他にも候補がいる。