速報・片山元副知事が証言②「公益通報調査の認識なかった」音声データに残る自身の発言「一斉に嫌疑かけなしゃあない、全部チェックする」意図を問われて「共同行為者を調べなければ。知事を排除しようとする不正」
午前10時半、兵庫県の百条委で、片山元副知事の証人尋問が続いています。 奥谷委員長からの2つ目の質問は、3月23日の知事らとの協議。県の調査によって告発文を書いたのが元幹部職員という可能性が浮上、3班に分かれて調査することになったといいます。 【LIVE】元側近・片山安孝元副知事の証人尋問「エビ・カキ・革ジャン」、斎藤知事パワハラ疑惑、公益通報 その態勢を「知事も知っているのか?」と聞かれた片山氏は、「報告はしていない、知らないと思います」としました。
◆「嫌疑をかけなしゃあない」発言の意図は
次に百条委の奥谷委員長は、片山氏が元幹部職員を直接聴取した際の音声データの内容を一部明かしました。 その中で片山氏は「名前が出てきたものは、一斉に嫌疑をかけなしゃあない、全部チェックする。それは覚悟してもらわなあかん」などと、職員の個人名もあげて発言していたというのです。 これについて片山氏は、「調査で出た名前について、調べなければならない」と認識した。「クーデター」「革命」などの文字があり、「斎藤県政に対するダメージを与える認識があるのではと思い、調べなければいけないと思った」と証言。 片山氏は、「共同行為者を調べなければならない。知事を排除しようとしている不正なものなので、早く見つけないといけないと思った」と述べました。
◆公益通報の認識なし
そして片山氏は『公益通報として調査』という認識はあったのかと問われると、早口で「ありませんでした」と述べました。 告発文書を知った当初の、片山元副知事らの姿勢の一端が明らかになりました。