【山口県】[光市長選・光市議選]初のトリプル選で投票率は? 市長選3人、市議選に22人 衆院選との相乗効果に注目
光市の市長選と市議選(定数18)が20日に告示され、市長選に新人3人▽市議選に現職15人、元職1人、新人6人の計22人が立候補した。投票日は衆院選と同じ27日(日)。 市長選、市議選が国政選挙とトリプル選になるのは初めてで、衆院選との相乗効果で投票率がどう動くか注目される。19日現在の選挙人名簿登録者数は4万1446人。
芳岡陣営「みんなが大好きになる街を」
芳岡候補の出陣式はホテル松原屋に約500人が出席して開かれた。南典文選対本部長や、同副本部長で芳岡候補を後継指名した市川熙市長、北村経夫参院議員、公明党県本部の曽田聡幹事長、連合山口の中元直樹事務局長、国井益雄下松市長、藤井律子周南市長、河野亨県議のあいさつが続き、芳岡氏を支持する市議選の候補者7人が紹介された。 芳岡候補は「すぐ見る、よく聞く、とことん話すという言葉を常に心にとどめ、もっともっとみんなが大好きになる街を目指してまい進します」と決意を述べ、ガンバロー三唱で必勝を誓い合った。
木村陣営「変化を起こす時が来た」
木村陣営は中島田の事務所近くの広場で出発式を開き、オレンジ色のたすきをかけた木村候補が約50人の支持者を前に「光市が変化を起こす時がきた」と訴えて遊説に出発した。 光駅を中心とした街づくりを掲げて市議会議長を辞しての立候補。第一声は市議や県議を招かず、マイクを握ったのも木村候補だけだった。開式前から支持者と握手を繰り返した。出発式では支持者の木村あいさん(40)から花束が贈られた。訴えでは故松岡満寿男元市長・衆院・参院議員の秘書を務めたことにふれ「光市を託された思いです」と語った。
笹井陣営「市政を市民の手に取り戻す」
笹井候補の出陣式は室積の山根町自治会館駐車場で開かれ、上関町の清水康博町議、周南市の吉安新太市議も駆けつけ、地域住民100人が参加した。 檜垣教子後援会長は「平和を子々孫々まで残していきたい。よろしくお願いします」と話し、清水町議は「共に戦っていただきたい」と呼びかけた。 笹井候補は「市川市政の良い部分は引き継ぎ、改革もして市政を市民の手に取り戻す」と訴え、「中間貯蔵施設や原子力発電所ははっきりと反対を表明する」と力強く宣言。 小林一登事務局長の「ガンバロー」で士気を高め、出陣した。