<雨宮天×羊宮妃那>タイGLドラマ「ギャップ・ザ・シリーズ」インタビュー(2) キス音を必死に研究!? 吹替ならではの難しさ
雨宮さん (笑)。
羊宮さん いろいろな調べ方をしました。とにかく出てきてほしくって。特にリップ音はたくさん調べて。
雨宮さん えっ? 「リップ音 立て方」とかで検索するの?
羊宮さん それもありますし、「作品 キス 多め」とか。
雨宮さん めちゃくちゃ面白い!(笑)。
羊宮さん あとは、ここでは言葉にできないようなものもいっぱいあって……。履歴が大変なことになっちゃって、1回全部削除しました。
--かなり研究をされたんですね。では、役作りの面で吹替とアニメで違いはありましたか。
雨宮さん 私は、可愛くなりすぎないように気をつけるというのがすごくありますね。実写の人に声を当てるとなると、そこが大きくアニメと違うなって。声の平均年齢が全然違うなと思うんです。アニメは、可愛らしい声とか、わりと幼い声のキャラクターがたくさんいる印象ですけど、外画となると、役者さんも落ち着いた声ですし、普段アニメで出しているような声でやってしまうと、実写の人間の像からかけ離れていくところがあるから、「可愛い音になりすぎないように気をつけなきゃな」と、結構意識しました。そこが大変なところでもありました。
羊宮さん 私も、アニメよりも吹替のほうが、言い回しがたくさんあるなという印象があって。それこそ、1人の人間がしゃべっているところに吹替をしていくので、ニュアンスが少しでも変われば、ちょっと優しい人とか、ちょっとお人好しな人とか、ちょっときつめの人とか、発した言葉の印象も全然変わってくるだろうなと。そこは、役作りとして気にしていました。あとは、吹替版への参加が初めてなので、とにかく尺にとらわれないというのもすごく意識しました。尺を気にしすぎて縮こまったモンちゃんになるのは嫌だなと思ったので、普段よりめちゃくちゃ意識していました。
◇「羊宮ちゃんはとにかくひたむき」「雨宮さんはずっとキラキラ」
--今作では、恋人同士という役柄で共演されました。お互いの声優としての印象を教えてください。