平本蓮がYA-MAN戦の勝利で朝倉未来戦実現に大きく前進。榊原CEOは「来年の上半期にはやるべきと思っている」【RIZIN】
RIZINの榊原信行CEOが「RIZIN.45」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)後の総括で朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)vs平本蓮(剛毅會)戦の実現の可能性について言及した。 平本はこの日、YA-MANと対戦し判定勝ちを収め、希望する朝倉との対戦に向け一歩近づいた。 榊原氏はまず平本 vs YA-MAN戦について「この試合はこのタイミングじゃないとやる意味がなかったし、組まれなかったと思う。それは11月19日に朝倉未来がFIGHT CLUBという大会で壮絶なKO負けを喫し、それがあったから生まれたカードだと思う。そういう旬なものをマッチアップできたことがこれだけの熱を生んだ勝因だと思う。いずれにしても2人の本当にもめているものが、アングルとか煽り合って熱を作るというものと違って受け手にビビッドに届いたんだろうなと思う。試合はむちゃくちゃレベルが高いわけではない。堀口と神龍のMMAのレベルとは違ったレベルの試合だったと思うが、勝負論からすると一番しびれる試合であったのは間違いない。世界のトップアスリートたちが最高の感動を生むわけではないということが、ある意味、証明されてしまう。僕らhあそういうものを織り交ぜながら。世界最高峰の選手たちと発展途上の選手たちとともに作り上げていける、我々は幕の内弁当とよくいうが、そういう形のものの一つのピースとしてははまったものだったと思う。素晴らしい戦いを繰り広げた両者には感謝したいと思うし、このドラマはあの2人の中でもYA-MANがMMAでもっと強くなって、いつの日かリマッチをするという点が戦になる戦いになったと思う」と評したうえで、朝倉vs平本戦については「これもそんなに時間をかけてもしようがない。来年の上半期にはやるべきだろうなと思っている」と語った。
平本は試合後の会見で「YA-MANはめちゃくちゃ打たれ強かった。5~6発クリーンヒットっていうかバチーンと当たっているカウンターはあったけど“ゾンビだな”と思った。とりあえず勝って良かった。この試合だけはマジで勝ちたかったんで。しょっぱい試合になっちゃったんですけど。本当もっと練習量増やして戻ってきます。ただ、自分のなかでは勝ち切れたっていうのは大きな課題だったので良かったです」と自らも満足のいく試合内容ではなかったが、とにかく「勝つ」ということに集中し、勝利を手中にした。それはこの先に朝倉戦を見据えてのこと。 今後については「本当に今日はどうしても勝ちたくて勝ちに徹してしまったというか。けれど、大事な勝利なので、この勝利をかみ締めてもっと上に上がっていけたらいいなというのもあるし、この間、試合をした斎藤選手とクレベルとのああいう試合を見てもっと上を目指していかないといけないなと思っている。シンプルに、リップサービスとかもなく、ただただ努力して強くなります」とさらなるレベルアップを誓った。 なおRIZINはこの日、すでに発表されている初の佐賀大会「RIZIN LANDMARK 8 in SAGA」(2月24日、佐賀・SAGAアリーナ)に加え「RIZIN.46」(3月23日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)と「RIZIN.47」(5月6日、東京・有明アリーナ)の開催を発表。なお朝倉については昨年の12月24日に行われたトークショーで復帰時期については「夏くらい」と語っている。
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