神田愛花 アナウンサーとしての“今後の野望”を語る「その時代のことを自分の言葉で正確にお伝えしたい」
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、フリーアナウンサーの神田愛花さんと松丸友紀さん。2人が目指すアナウンサーとしての“最終目標”とは?
◆“今後の目標”は2人とも同じ!?
神田:「王道っていう道、どこに通ってますか?」(講談社)っていう初めてのエッセイ集を出させていただいたんですけど、NHKって“アナウンサーの王道”というイメージがありますけど、(私がアナウンサーを目指していた頃は)やっぱり民放さんの女性アナウンサーが“アナウンサーの王道”っていう時代だったじゃないですか。 松丸:“女子アナ黄金期”といわれた時代ですよね。 神田:そうそう。でも(入社するまで)人生でほとんど見たことがなかったNHKさんに拾っていただいて、じゃあ“NHKのなかで王道を歩みたい”と思ったら、やっぱり報道なんですよね。でも、報道番組にはなかなか呼ばれなくて。 松丸:そうだったんですね。 神田:最初に担当したのがバラエティ番組の「爆笑オンエアバトル」なんですよ。 松丸:じゃあ最初から、神田さんの人生は……。 神田:そうですね。いま思うと、その頃からそっち側にご縁があったんだなって。 松丸:でも、今も(報道)キャスターの夢は諦めていない? 神田:諦めてないです。 松丸:そこも一緒だなって思います! 神田:諦めていない? 松丸:諦めてないです! 私は、いろんなことを経験した人ほど魅力があると思うので、まだまだチャンスがあるんじゃないかなと思っているんですけど、どうですか? 神田:私は、安藤優子さんのような夕方の情報・報道番組を女性1人がメインで担う、それぐらい信頼を得たキャスターになりたいんですよ。そういうポジションって、年齢を重ねてたくさん経験値がある方のほうが言葉に厚みも出るじゃないですか。 松丸:そうですよね。 神田:今「ぽかぽか」(フジテレビ系)という生放送をやらせていただいていますけど、あの番組は“2時間のドキュメンタリー”だと思って臨んでいるんです。 例えば、本番中にカンペを出してくださるフロアディレクターさんが、足元が見えておらず三段くらいある階段から落ちちゃった。そういうときにどう(言葉を)拾えばいいかとか、そういう意識で向き合っていれば、いつか報道のようなお話をいただける日がくるんじゃないかと思って。 松丸:神田さんの本にも書いてありましたけど、常にジャーナリズム精神を持って(日々を)過ごしていらっしゃることにすごく共感しました。 神田:やっぱり、アナウンサーをやっていれば“その時代のことを自分の言葉で正確にお伝えしたい”という気持ちはありますよね。 松丸:そこも共通しているところだなと思って、読ませていただきました。 神田:ありがとうございます。 (TOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」放送より)