謎のダイヤネックレス、7.5億円で落札 ジュネーブ
【AFP=時事】かつてのフランス王妃マリー・アントワネットの破滅と関連のある事件に由来するとされるダイヤモンドがちりばめられた詳細不明のネックレスが13日、ジュネーブで開催のオークションで426万フラン(約7億5000万円、税・手数料込み)で落札された。 【写真】史上2番目の巨大ダイヤ、ボツワナで発掘 2492カラット 18世紀に制作されたこの宝飾品は、競売大手サザビーズの「ロイヤル・ノーブル・ジュエルズ」に出品された。予想落札価格は180万~280万ドルだった。 詳細は明らかにされていないが、落札者は電話で入札した女性。入札額は、355万スイスフラン(約6億2000万円)。サザビーズは、税・手数料込みの最終価格について、426万フランと発表した。 同氏によると、20世紀初頭には英国のアングルシー侯爵家のコレクションの一部だった。 アングルシー侯爵家のメンバーが、首飾りを公の場で身に着けたのは、1937年のジョージ6世の戴冠式と1953年のエリザベス2世の戴冠式の2回だけだとされる。 首飾りに関してはこれ以外のことはほとんど分かっておらず、誰がデザインし、誰が注文したのかも不明だが、サザビーズはあまりに立派な品であることから、王室のために作られたに違いないとしている。 使われているダイヤモンドの一部についてサザビーズは、1780年代の「首飾り事件」として知られる、フランス革命とマリー・アントワネットの死につながったスキャンダルの中心となった首飾りに由来するる可能性が高いとしている。【翻訳編集】 AFPBB News