【大学野球】明大・宗山塁が現状を説明「なかなかプレーできる状態ではないので、1日でも早く治して」
◆東京六大学春季リーグ戦第7週第3日▽明大4―2法大(27日・神宮) 明大が法大に逆転勝ちで、優勝への望みをつないだ。2-2の同点で迎えた8回1死二塁、代打の副将・中山琉唯捕手(るい、4年=常総学院)が決勝の左越え2ランを放った。この結果、慶大の優勝の可能性が消滅。優勝の可能性は早明の2校に絞られ、第8週の早慶戦で早大が勝ち点を奪えば優勝、慶大が連勝すれば明大が優勝、慶大が2勝1敗なら早明による優勝決定戦(6月5日午前11時・神宮)が行われる。 * * * 今秋ドラフト1位候補の宗山塁遊撃手(4年=広陵)は「上半身のコンディション不良」を理由に8試合連続でスタメンを外れたが、ベンチ入りして試合中、ナインを全力で鼓舞した。 「きょうは負けたら終わりの試合。とにかく気持ちを前面に出して、フィールドの選手もベンチにいる選手も、全員で戦おうと臨みました」 負傷の状況については「上半身のコンディションが思うように…なかなかプレーできる状態ではないので、1日でも早く治して、という感じです。走ったりは大丈夫なんですが、(完全でないのは)ボールを使うことですね」と説明した。 Vの可能性が残ったことに「まだまだチームとしてもやれることはある。優勝の可能性を信じて、練習したい」とキャプテン。万全の状態で神宮の戦場に立つ瞬間を、誰もが心待ちにしている。
報知新聞社