2年ぶりに箱根駅伝にオープン参加する関東学生連合は3段階選考で出場メンバー決定
第101回箱根駅伝(来年1月2、3日)に2年ぶりにオープン参加する関東学生連合が、登録16人から出場10人の選考が原則的に3段階方式で行われることが16日、分かった。10月19日の予選会ハーフマラソン、この日の1万メートル記録挑戦競技会、12月初旬の16キロ単独走の3回の順位をポイント換算して選考する。山の特殊区間の5区、6区は別に上り坂、下り坂でトライアルを行う。すでに16人の選手と所属チームの監督に通達されており、選手は納得した上で選考に臨んでいる。 連合は予選会で敗退したチームの選手で編成され、本戦出場経験がない選手が対象で各校1人(外国人留学生を除く)。登録16人は予選会の成績を基準に選手されるが、16人から出場10人への選考は、その時の連合の監督とコーチの方針でそれぞれ異なる。予選会の順位で、そのまま10人を選考するケースもあるが、今回はきめ細かい3段階の選考方法が取られた。 山の特殊区間の5区と6区は希望者を募り、この日の1万メートル記録挑戦競技会は欠場。上り坂と下り坂でタイムトライアルを行う。また、全日本大学駅伝(3日)に出場した東海大の檜垣蒼(1年)と亜大の片川祐大(4年)は、この日の欠場が認められ、他の選手と異なるポイント換算が行われる。12月初旬の16キロ単独走は、本戦に向けて必要以上に出力させないために基準タイム(48分30秒を予定)を設け、それをクリアした選手は全員が1位扱いとなる。 連合を指揮する東農大の小指(こざす)徹監督は「10位相当以内を目指します」と明かす。その目標達成のために合理的、かつ公平な選考でベストの10人を選出する。その後、小指監督と連合チームのコーチを務める明大の山本豪監督、国士舘大の小川博之監督が選手の実力、適性を見極めて区間を決めることになる。 また、連合チームの主将は東大大学院の29歳、古川大晃(博士4年)が務めることが決まった。小指監督は「人間性に優れています。年長者で求心力もある」と高く評価した。 ◇関東学生連合チーム登録選手【<1>は予選会のチーム内順位、<2>は1万メートル記録挑戦会のチーム内順位】 小山 洋生(筑波大3年)<1>1位 <2>9位 森川 蒼太(流通経大4年)<1>2位 <2>4位 檜垣 蒼 (東海大1年)<1>3位 <2>欠場 東 晃成(麗沢大3年)<1>4位 <2>10位 古川 大晃(東大大学院博士4年)<1>5位 <2>7位 宮本 大心(芝浦工大1年)<1>6位 <2>8位 栗原 舜 (明学大4年)<1>7位 <2>2位 辻本 幸翼(上武大4年)<1>8位 <2>6位 横田 星那(国士舘大3年)<1>9位 <2>欠場 佐藤我駆人(駿河台大1年)<1>10位 <2>欠場 秋吉 拓真(東大3年)<1>11位 <2>1位 片川 祐大(亜大4年)<1>12位 <2>欠場 溝上 稜斗(明大4年)<1>13位 <2>3位 藤原 稜太(拓大4年)<1>14位 <2>欠場 福本 陽樹(武蔵野学院大4年)<1>15位 <2>5位 高島 侑翔(東農大4年)<1>16位 <2>11位
報知新聞社