ソン・フンミン、試合数増加への苦言を呈す「僕たちはロボットではない」
トッテナムに所属する韓国代表FWソン・フンミンが、試合数が増加していることに言及した。25日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。 今シーズンより、チャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)、カンファレンスリーグ(ECL)のフォーマットを大幅に変更されたほか、来夏には32チームが出場することになったクラブワールドカップも開催される予定であり、これらの大会に参加するクラブにはより大きな負担がかかる状況になってしまっている。 このような状況から数人の選手たちからストライキが示唆される事態となっているなか、このことについて聞かれたソン・フンミンは「多くの選手が正しいことを発言した。誰かが実際に正しいことを発言したことは非常に重要だったと思う」と語りながら、真剣にこの問題に取り組む必要があることを強調した。 「選手は発言しなければならない主な人たちであり、間違いなく多くの試合がある。サッカーファンとしてはできるだけ多くの試合ではなく、質の高い試合を見たいものだ。ケガに苦しむ人々や選手は誰も見たくないと思う」 「間違いなく多くの試合があり、多くの移動がある。だから、僕たちは自分たち自身に気を配らなければならないが、それは時には非常に厳しいことだ。精神的にも肉体的にも準備ができていない時もあり、ピッチに立つとケガのリスクも高くなってしまう」 「僕たちはロボットではないので、その点に気を配って、試合数を減らして、より質の高い試合をしなければならないと思う。これが目標であるべきだと思う」 なお、ストライキを示唆していたマンチェスター・シティに所属するスペイン代表MFロドリは、22日に行われたプレミアリーグ第5節のアーセナル戦で負傷。右ひざのじん帯を損傷したことが発表されており、長期離脱となってしまった。そんなロドリの発言にも触れながら、ソン・フンミンは柔軟に試合日程を調整する必要があることも指摘した。 「大変な作業だと思うし、プログラムではさらに多くの試合が追加されている。例えば、シティは日曜日(アーセナル戦)と火曜日(ワトフォード戦)に試合をした。これは柔軟性が全くない。試合日程は火曜日ではなく水曜日に変更することも可能だったと思うけど、柔軟性がない」 「このようなことが僕たちの話していることであり、誰もがケガをして、ケガのリスクが高いことは普通なことなんだ。これは公平なことではない。ロドリが正しいことを言っていたと思うけど、僕たちはおそらく50~60試合をプレーするけど、70試合以上はない。これは公平なことではないと思う」
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