妻に「生活費40万円じゃ足りない」と言われますが、十分ではないのですか? 正直「無駄遣い」されている気がするのですが、平均はどのくらいでしょうか?
日頃、生活費にノータッチの人であれば、月々の生活を送るためにいくらのお金が必要なのか見当がつかないかもしれません。 配偶者が使っている金額が自分の想定よりも多かったら、不満を抱くケースもあるでしょう。「生活費のことでケンカ」夫婦あるあるですよね。 ただ、必要な生活費は家族の形態や子どもの年齢によって変化する点を知っておきましょう。本記事では、世帯主の年齢別に生活費40万円が果たして多いのかについて考えてみましょう。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
34歳以下の家庭では約26万円
34歳以下、世帯人員数3.35人の場合における月々の消費支出の平均は25万8471円となっています。うち食費は6万3331円です。子どもがいたとしてもまだ小さい場合が多く、それほど生活にお金がかかる状況ではないようです。 ただ、約26万円の消費支出の中に占める住居費は約3万円となっているので、もし住宅ローンも含めるのであれば、30万円を超える家庭も多いでしょう。
35歳以上40歳未満の家庭では約28万円
35歳から39歳、世帯人員数3.78人の家庭における消費支出は27万7788円となっており、うち食費は7万6739円です。子どもが小学生になる家庭も多く、食費や水道光熱費など少しずつ増えていく年代でしょう。 住居費は約2万円で計算されているので、住宅ローンがある場合には35万円くらい必要かもしれません。
40歳以上45歳未満の家庭では約31万円
40歳から44歳、世帯人員数3.8人の家庭での消費支出は30万6598円となっています。子どもが中高生になることが多い世代であり、食費も8万3398円と増加しています。 住居費は約2万円で含まれているので、住宅ローンが10万円を超える家庭であれば月々の生活に必要な金額は40万円を超えてくるでしょう。
45歳以上50歳未満の家庭では約34万円
45歳から49歳、世帯人員数3.55人の家庭での消費支出の平均は、33万3195円(うち食費8万3368円)となっています。世帯主はバリバリの働き盛りが多い年代であり、収入もそれなりにある家庭が多いですが、その分、子どもが高校生や大学生となり、人生の中で消費が山場に差し掛かるときです。 住居費は約2万円で計算されていることから、住宅ローンがある場合には40万円を優に超える金額が必要になるでしょう。