福井県出身「東大王」伊藤七海さんが地元で高校生に講演 「勉強は量をこなすことが大切」とアドバイス
東京大学教育学部を卒業し、テレビのクイズ番組「東大王」で活躍する伊藤七海さん(25)=福井県越前市出身=の講演会が7月30日、県立美方高校であった。大学進学を目指す3年生らが、「勉強は量をこなすことが大切」と助言を受け、学習意欲を高めていた。 【写真】伊沢拓司さんも福井で生徒にアドバイス 普通科3年生36人は29日から8月2日まで学校で集中的に勉強する「夏の学習探究」に取り組んでいる。 県立武生高校出身の伊藤さんは、自身の高校時代の経験から「勉強は量をこなさないと質はついてこない」と強調。また、「友だちと教え合ったことは記憶に残りやすい」とし、人と関わりながら取り組む勉強も勧めた。英語は単語と文法をしっかり勉強すれば長文の読解力が自然と高まるなど、各科目の勉強のこつも紹介した。 生徒は、「長時間勉強する際はどうやって集中力を高めていましたか」「入試本番で緊張しないためにやっていたことはありますか」などと積極的に質問していた。 3年生の男子生徒は「東京大に合格した人の勉強法を聞けるのは貴重な機会。学んだことを受験勉強に生かしたい」と話していた。
福井新聞社