あみぐるみ作家ほし☆みつきさん死去 ステージ4原発不明がん 開催中の個展は予定通り「遺志を継ぐ」
毛糸を編んで動物や鳥などを作るあみぐるみ作家のほし☆みつきさんが、12日に死去したことがわかった。51歳。文化出版局が公式SNSを通じて伝えた。現在東京・下北沢で開催中の作品展は、予定通り行う。 【写真】東京・下北沢で開催中のほしさんの個展 16日まで ほしさんは、今年6月にステージ4の原発不明がんと診断され、闘病生活を送りながら制作に励んでいた。今月14日から16日に、東京・下北沢のギャラリー「スペーススプラウト」で初めての個展を開くことが今月7日に報じられたばかり。「個展を開いたことがないのでやっておきたかった」という思いを聞いた友人や出版社の担当者らが今回の企画を実現させたという。 ほしさんの著書を多く販売している文化出版局は「あみぐるみ作家ほし☆みつきさんは、2024年11月12日に永眠されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と訃報を伝えた。 個展については「生前、この個展を楽しみにしていました ほしさんの遺志を引き継ぎ、個展は予定通り開催いたします」とし、「みなさまのお越しをお待ちしております」と呼びかけた。 ほしさんは、大好きなミッキーマウスのあみぐるみキットを手芸店で見つけたことをきっかけに、「自分で作ってみたい」と25年ぐらい前に制作をスタート。作家として活動し、犬や干支にちなんだ動物などのかわいらしい作品集をこれまでに20冊以上出版、海外でも翻訳されている。