雨の日でも快適?「ゴアテックス」搭載シューズの履き心地 スーツからカジュアルまでオールラウンドで活躍
そんなゴアテックス素材が靴にも導入されたのは、何も最近ではありません。1970年代、メンブレンを足袋のような形状にした「ゴアテックスブーティ」が開発され、これを内蔵したトレッキングブーツが誕生しました。 以降も主にアウトドア向けに使われてきたものの、持ち前の “ 濡れない・蒸れない ” といった機能はフィールドにとどまらずタウンユースにも有用なことから、徐々に普段履きのシューズにも搭載されるようになったのです。
雨や雪、どんなに足元が悪くても仕事に向かわなければならないビジネスパーソンにとって、ゴアテックスシューズは心強い存在です。ここでは、使いやすいブラックに絞り、テイストの異なる5足を紹介します。 やはりブラックは仕事靴の基本カラーであり、あらゆるスーツやパンツに合わせやすい万能色なので1足目として重宝します。また雨天での着用が前提なので、シミや泥汚れが目立ちにくいのもメリットです。 ■正統なスーツスタイルには革靴タイプ
仕事服のカジュアル化が進む昨今とはいえ、スーツやジャケパン(共生地ではないジャケット&パンツの組み合わせ)にネクタイが求められる職業やシチュエーションも少なくありません。 そうした正統派のビズスタイルには「アシックスランウォーク」が最適です。どこからどう見ても紛れもない本格ドレスシューズですが、しっかりゴアテックス素材が内蔵されています。 そのためアッパーは水に強い合成皮革ではなく、伸縮性と通気性を得られるリアルレザーにこだわることが可能となっており、見た目にも上質感たっぷり。この佇まいなら、ビジネスだけでなくフォーマルな場でも着用できます。
一方、中敷にはスポーツシューズにも使われるクッション材のオーソライト、踵には歩行時の負荷を軽減するアシックス自慢の衝撃緩衝機能GEL(ゲル)、さらにミッドソールにもクッション性と反発性を両立したスピーバを搭載するなど、同社がランニングシューズで培ったテクノロジーが落とし込まれており、履き心地はスニーカーライク。ドレス靴とスポーツ靴のオイシイとこ取りが叶う、いわば “ 革靴スニーカー ” なのです。