【ルヴァン杯】“てっぺん”にこだわる堀米悠斗主将 ケガ人続出の時期乗り越え掴んだ決勝「サポーターと歴史変える」
声かけでチーム引っ張るキャプテン!周囲のサポートに感謝も
キャプテンに就任して5年目の堀米選手。試合前の声かけも大事にしているという。 「前日くらいから、そのゲームがどういう位置づけになるのか、リーグ戦でも勝っているとき、負けているときで違うし、色々自分の中でしっくりくる言葉を探しながら、チームメートに声をかけるが、いつも言うのは『自信を持ってやろう』『楽しんでやろう』ということ。この2つはどういう状況でも持ち続けていた。新潟というチームもそうだが、土地柄、すごく謙虚すぎる県民性みたいなものはあると思うので、『とにかく自信を持って、自分たちでできるんだ』とみんなに言い聞かせてゲームに入っている」 強い信念と言葉でチームを引っ張ってきたが、そこには周りの選手のサポートもあるという。 「高木選手や早川選手とはかなりプライベートでも一緒にいる時間が長かったし、サッカー面だけではなくて、色んな角度からこのチームがよくなるためには何が足りないんだろうという話は、J2で苦しんでいた時期から非常に回数を重ねてきた。そこに舞行龍選手や千葉選手といった経験を持った選手が新潟に戻ってきてくれた。キャプテン・副キャプテンという役職をベテラン選手にはつけていないが、それは自然とチームのためを思った行動、声かけをしてくれるので、わざわざ指名しないというだけ。練習に対する準備・姿勢・練習後のケアなど、サッカー選手として長くやるためにはどうしたらいいかというのを姿勢で見せてくれているので、それはクラブの大きな財産だなと思う」
サポーターの期待背に決勝へ!「新潟の歴史変えたい」
成長が目覚ましい若手・中堅だけでなくベテラン選手も支えてきたクラブがついに初タイトルに王手をかけた。同じようにクラブを支えてきたサポーターの期待も感じているという。 「特に決勝進出が決まってから、街を歩いて声をかけられる回数はさらに増えたなと感じる。普段、アルビをスタジアムまで応援に行かなくても、アルビというものをしっかり認識して、結果は気にかけてくれるという人は多い。僕たちが結果を出すことで、多くの新潟県民を勇気づけられるクラブだと思う。また、国立には多くのサポーターの方が来てくれるというふうに聞いているので、みんなで喜びを分かち合えたら最高」 1996年にプロサッカークラブ・アルビレオ新潟FCとして活動を開始して以来、28年。クラブが歩んできた道のりの一つの集大成となる国立での決勝。堀米選手はサポーターとともにタイトルを掴みにいく。 「僕自身は、やっぱり新潟の歴史を変えたいなと。このクラブのエンブレムに星をつけるというのが自分の目標の一つだったし、僕の頭の中では色んなものを背負って、責任感を持って戦いたい」 ルヴァンカップの決勝は11月2日に国立競技場で行われる。 (NST新潟総合テレビ)
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