山口・阿武町の4630万円誤振り込み事件 2審も田口翔被告に有罪判決 控訴を棄却 広島高裁
山口県阿武町から誤って振り込まれた給付金約4630万円を別口座に振り替えた罪に問われた男の控訴審で、広島高裁は被告の控訴を棄却しました。 田口翔被告(26)は、2022年4月、山口県阿武町から誤って振り込まれた新型コロナ関連の給付金約4630万円を、自らの口座から決済代行業者の口座に振り替えた罪などに問われています。 1審の山口地裁は懲役3年・執行猶予5年の判決を言い渡しましたが、弁護側はこれを不服として控訴していました。 ◆記者リポート 「髪を結び、黒いスーツ姿の田口被告が広島高裁に姿を見せました。これから判決が言い渡されます」 11日の控訴審判決で、広島高裁の森浩史裁判長は「誤った振り込みを告知することは銀行にとって必要な情報であり、被告人に告知義務を認め、正当な権利行使とは言えない」などと指摘して控訴を棄却しました。 田口被告側は上告する方針です。
テレビ西日本