<芽生えの春・有田工センバツへ>第3部 選手紹介/4 /佐賀
◇目標「代打で一本打つ」 山下智哉選手=3年 打撃はレギュラー陣に匹敵する実力を持つ。1年生の12月に離断性骨軟骨炎を手術して半年ほど野球ができなかったが、その後は緊張感を持って取り組み実力をつけた。飛球を上げない打撃が強みで「代打で一本打つ」ことが目標。学業では第1種電気工事士の資格を取り、将来は「学校で学んだことを生かしたい」という。 ▽右投げ右打ち▽武雄中出身▽身長171センチ、体重73キロ▽趣味は読書▽将来の夢は電気関係の仕事。 ◇兄の思いも背負い活躍 久保竣聖選手=3年 「自分が試合に出るとしたら代打。1打席で勝負したい」と万全の準備をする。けがの多さに苦しんだが、レギュラー並の実力。試合では三塁コーチを務める。有田工野球部だった兄昂大さんが甲子園を目指していた2020年夏の甲子園はコロナ禍で中止された。昂大さんの思いも背負って甲子園で活躍するつもりだ。 ▽右投げ右打ち▽武雄中出身▽身長169センチ、体重70キロ▽趣味はバレー、バスケ▽将来の夢は未定。 ◇相手揺さぶる声かけを 淵太吾選手=3年 代走の切り札。陸上部だった中学時代は1500メートルで九州大会出場、ジャベリックスロー(やり投げ)では県大会で優勝してジュニアオリンピックに出場するほど万能。高校野球部では最初は周りのレベルに圧倒されたが、努力を重ねてきた。一塁コーチとして相手チームの投手や守備陣に揺さぶりをかける声かけを意識している。 ▽右投げ右打ち▽有田中出身▽身長170センチ、体重70キロ▽趣味は音楽を聴くこと▽将来の夢は未定。