自作の刃物使う…ホテルで初対面の女性を殺害したとされる男 精神鑑定行った医師「完全責任能力あった」
2023年9月白山市内のホテルで女性を刃物で刺して殺害したとされる男の裁判員裁判で、精神鑑定を行った医師が男には完全責任能力があったと証言しました。 この裁判は2023年9月白山市の無職中村信之被告(55)が白山市内のホテルで初対面の女性を自作の刃物で刺し殺害したとして殺人などの罪に問われているものです。裁判では中村被告の精神鑑定を行った医師が証言台に立ち、事件当時、被告には完全責任能力があったとした上で「被告は他人への共感性が乏しく、善悪の判断はつくが、それを制御するブレーキが甘い」と述べました。続く被告人質問で被害者や遺族への感情を尋ねられた中村被告は…。 中村被告: 取り返しのつかないことをしたというのはあるが、それが反省や後悔から出てきたものかは、どうなのかなと… 罪の意識はあり被害者をかわいそうだと思う気持ちもあるが、その先の感情が出てこないと話しました。そして、罪の償い方を問われた中村被告は…。 中村被告: どうなんでしょう、結果の重大性を考えると死刑もやむなしと考えています。命をもって償うというより死刑になっても仕方ないと。でも、死刑を望んでいるわけではないです 判決は11月20日に言い渡されます。
石川テレビ