男子静岡県選抜は準決勝で大阪南に敗れるも納得の3位…全国都道府県対抗中学バレーボール大会
◆全国都道府県対抗中学バレーボール大会▽男子決勝トーナメント準決勝 大阪南2―0静岡(28日、Asueアリーナ大阪) 男子静岡県選抜は準決勝で大阪南にストレート負けし、2年ぶりの決勝進出を逃した。序盤から相手の攻撃力に苦戦し、第1セットは16―25。第2セットも19―25で押し切られた。それでもチーム目標の4強入り(3位)は達成。田代和人監督(34)=浜松与進中=は「持っている力を出してくれた。やりきってくれた」と選手をねぎらった。 身長181センチ、最高到達点338センチを誇り、全国屈指と評される西村海司(清風中3年)を擁する大阪南の圧に押し込められた。近藤翔主将(浜松修学舎中3年)が「対応できなかった」と唇をかんだように、強打とフェイントの緩急に翻弄(ほんろう)され、空いたスペースを的確に突かれた。第2セットはエースの勝呂登真(IZULU U―14、3年)が強烈なスパイクを連発。中盤まで僅差で食らいついた。2年前に準優勝した兄・啓太さんには一歩及ばなかったが「お兄ちゃんには頑張ったよと伝えます」と顔を上げた。 今後は各自の進学先で次の目標に向かう。「進路はバラバラだけど、高め合って春高でまたみんなと試合ができたら」と近藤。コートでの再会を夢見て、それぞれのバレー道を歩んでいく。(武藤 瑞基)
報知新聞社