滋賀で鳥インフル検出、半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定 今シーズン初
滋賀県は31日、同県長浜市内で見つかった野鳥の死骸から、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。環境省が既に回収地点から半径10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定し、養鶏場などから異常は報告されていない。県内で確認されるのは今シーズン初。 【写真】滋賀県長浜市の位置は 県によると、25日に長浜市内でハヤブサの死骸が見つかり、その後の簡易検査で陽性を確認。遺伝子検査を行った結果、31日にウイルスが検出された。 県は同日、大津市の県危機管理センターで関係機関の会合を開き、今後の対応などを確認した。重点区域で野鳥の監視を強化するほか、県内で家禽(かきん)を飼育する約180戸に家畜伝染病予防法に基づく命令を出し、今月3日から来年5月末まで消毒の徹底を求める。 昨年、県内では家禽や野鳥で複数例、高病原性鳥インフルエンザが確認された。