きしめんがV字回復! 人気復権の原動力「きしころスタンプラリー」で食べ歩き~大竹敏之のシン・名古屋めし
きしめんのシンの魅力を体験できるスタンプラリーが開催中
そんなきしころ人気の仕掛け人は、実は日比野さんご自身。地域のうどん店らと一緒に2015年に始めた「きしころスタンプラリー」が、かつては「きしめん離れ」の危機にあったきしめんをV字回復させる原動力となりました。 「きしころは冷たい分、麵がキュッとしまって、きしめん特有の薄くてぺろぺろっとした食感の魅力をより実感できる。暑い夏に食べてもらえば、きしめんの本当のおいしさを分かってもらえると思ってスタンプラリーを企画しました」と日比野さん。 明治20年代創業と名古屋屈指の老舗である「森田屋」(東区)は、スタンプラリーをきっかけにおよそ30年ぶりにきしめんを復活させました。「ラリー期間の夏の2ヶ月限定できしめんを打つようになりました。年々洗練されてきて、より伸びがあってしまった麵ができるようになってきました。スタンプラリーは今年10年目で夏の風物詩になってきた。これを楽しみに来てくれるお客さんも多いですね」と店主の玉津亮さん。 きしころスタンプラリーによってきしめん本来の麵の持ち味を体験する人が増え、食に関心の高い名古屋人の間ではきしめんはクール(カッコいい)な食べ物となっていったのです。すなわち「きしめんなんて食べない」なんていまだに言っている人は、逆に名古屋めしの最新トレンドに乗り遅れている人になりかねないというワケです(!?)。 廃れている…と思いきや実はグイグイ盛り返しているきしめん。その魅力を現在開催中の「きしころスタンプラリー」で是非体験してみてください! ※記事内容は配信時点の情報です #名古屋めしデララバ
CBCテレビ