【大雪】弘前市の積雪は“平年の4倍以上”“12月歴代1位”「まさかこんなに…」 ごみ収集車もスタックで青森市には除雪の苦情相次ぐ 交通機関に乱れも
RAB青森放送
津軽を中心に大雪となり弘前市では12月としては最も多い積雪になりました。青森市には道路除雪に関する苦情が相次ぎ、交通機関にも乱れが出ました。 ★青森放送 對馬敬 記者「こちらの駐車場では雪で車が埋まっています」 強い冬型の影響で車がすっかり埋まってしまうほど降り積もった雪。弘前市の積雪は平年の4倍以上になり、平川市碇ヶ関とともに12月の歴代1位を記録しました。 ★弘前市民 「朝起きてびっくりですね まさかこんなに降るとは思っていなかったですね」 「たいへんたいへん こんなに降るとはね1回に」 午後6時現在の積雪は弘前市で82センチ、平川市碇ヶ関で77センチ、青森市で70センチなどとなっています。 弘前市は緊急の対策会議を開き、櫻田市長が道路幅の確保や歩道の除雪などを進めるよう指示しました。 ★弘前市 櫻田宏市長 「車同士のすれ違いが出来ない状況にあるそういったのは城下町の特性としてあります。この安全確保を徹底的に行わなければいけない」 ★青森放送 木下玲斗記者 「青森市内です歩道に積み上げれらた雪ははるかに超えています」 平年のおよそ3倍となる積雪の青森市では…。 雪にはまったごみ収集車が。 やっとのことで雪から抜け出しますが…。 ★ごみ収集車の運転手 「12月にこんなに降ったのは見たことないよ」 「町内に入ればずぶずぶで埋まってしまう大通りに出れば渋滞その繰り返し」 市の相談窓口には道路の除排雪に関する苦情などがおよそ2,900件寄せられ、すでに昨シーズンを上回っています。 交通機関にも影響が出ました。JRは線路の除雪作業が難航し、奥羽本線の津軽新城と秋田県の大館間で午前7時以降すべての列車の運転を見合わせました。また五能線と津軽線でも運休が発生し、合わせて上下82本が運休、およそ1万人の足に影響が出ました。五能線では雪害の影響が見込まれることからあす朝の運休も決まっています。 弘南鉄道でも一時、運転を見合わせ弘南線では午後4時すぎまで除雪作業が続きました。 気象台によりますと冬型はあす夕方にかけて続く見込みです。あす正午までに予想される24時間降雪量は多いところで、津軽の山沿いで30センチ、津軽の平地で20センチなどとなっています。引き続き交通障害などに注意が必要です。