ユリ球根取引始まる 沖永良部島 天候回復し掘り取り作業本格化
鹿児島県沖永良部島の2024年産テッポウユリの球根取引が20日、始まった。今年の出荷量は143万200球(前年実績比4万3910球増)を見込む。島内各地のほ場では生産者が掘り取り作業に汗を流す姿が見られる。取引期間は7月10日までの21日間。 永良部百合・フリージア生産出荷組合の和泊、知名両町支部事務局によると、今期の生産者は37戸(前年比2戸減)で、栽培面積は前年実績比144アール増の930アール(和泊582、知名348アール)。価格は昨年と同額となった。 今年は雨天続きで掘り取りがストップしていたが、晴れた先週末から作業が本格化。24日、和泊町のほ場で掘り取り作業に汗を流していた和田尚之さん(63)=同町=は「畑に入れたのは22日から。球根の出来はよさそう。手作業でしか掘り取りできないので、人手がいれば、作業は例年通り7月いっぱいで終わるだろう」と話した。
奄美の南海日日新聞