20歳・長田澪への大きな期待…ブレーメンGKコーチ「ブンデスリーガのGKになるための道具をすべて持ち合わせている」
ブレーメンに所属するGK長田澪はクラブ内では大きな期待が寄せられているようだ。ドイツ誌『キッカー』が報じている。 現在20歳でU-20ドイツ代表の正守護神でもある長田は日本人の母を持つ日独ハーフ。欧州では登録名が“ミオ・バックハウス“のGKはエールディビジのフォレンダムでの武者修行に送り出された昨季は公式戦34試合に出場し、ブレーメンへの復帰後にはトップチーム入りはともかく、正GKのポジションを争う可能性も伝えられていた。 だが、194cmの長身を誇るGKは今季ここまでは28歳の正守護神、ミヒャエル・ツェッテラーの牙城を崩せず。背中の問題を抱えていた10月5日のブンデスリーガ第6節フライブルク戦を除くリーグ戦はすべて控えGKとしてベンチを温め、DFBポカール戦でもまだ起用されていない。 それでもクラブ内での長田への期待は大きい模様。GKコーチのクリスティアン・ヴァンダー氏は『キッカー』で、「(フォーレンダムとは)また違ったインテンシティや注意が要求され、ここでのプレシーズンには彼も適応しなければならなかった」と振り返りつつ、「見ていてものすごく楽しいものがある。彼は間違いなくこの先ブンデスリーガのGKになるための道具をすべて持ち合わせている」と期待を膨らませている。 また、同誌は長田は今夏にパリ五輪サッカー大会に出場のUー23日本代表からの招集を断ったことも伝えている。記者の見解によれば、その理由は「1年間フォレンダムで過ごした後、しっかり順応するためにもブレーメンで夏のプレシーズンに取り組むことを選択した」とのこと。一方で、現在ブンデスリーガ全クラブでベンチ入りするGKの中で最年少でもある長田はフル代表に関してはまだ決めていないという。