湖上リングで熱いプロレス 諏訪湖は闘いの大海原 強い波にレスラー「船酔い」
長野県岡谷市の諏訪湖岸
岡谷市湊の諏訪湖畔にある複合施設「レイクフッドオカヤ」は15日、湖岸近くに浮かべた台船の上の特設リングで「湖上プロレス」と銘打ったイベントを開いた。施設のオープン1周年を記念した初企画。アマチュア団体「信州プロレスリング」(長野市)に所属するレスラー12人が出場し、波で揺れる湖上のリングで熱戦を繰り広げた。 【画像】諏訪湖上のリングで決めた技
登場曲が響く中、マスクや鉢巻きをした個性的なレスラーがリング入り。ロープを使った大技や投げ技が繰り出されるたびに、60人ほど集まった観客から歓声が上がった。強い風でリングが揺れて、レスラーが「船酔い」するハプニングも。コミカルな技も交えて笑いを誘った。
「面白そうで見に来た」という諏訪郡下諏訪町の下諏訪南小学校6年、伊藤玄喜さん(12)は「プロレスは初めて見たけど、楽しかった」と笑顔。レスラーのペルケーロ選手=長野市=の普段の仕事は美容師。慣れない湖上での試合に「足元が揺れて不安だったが、楽しんでもらえて良かった」とほっとしていた。
信州プロレスリングは、諏訪湖の中央付近に特設リングを浮かべて湖岸や船上から観戦を楽しむ「諏訪湖上マッチ」の8月開催を計画中だ。