米日豪印「朝鮮半島の完全な非核化」を再確認 ロ朝協力けん制
【ワシントン聯合ニュース】米国、日本、オーストラリア、インドの首脳は21日(日本時間22日)、米国で開いた4カ国の枠組み「QUAD(クアッド)」首脳会合の共同声明で、北朝鮮の核兵器の追求と相次ぐ弾道ミサイル発射を糾弾するとともに、「朝鮮半島の完全な非核化」を再確認した。 北朝鮮に対しては、国連安全保障理事会の決議に伴うあらゆる義務を守り、追加挑発を自粛して実質的な対話に乗り出すよう求めた。 また、北朝鮮が違法な大量破壊兵器・弾道ミサイル開発に向けた資金調達のため、悪意のあるサイバー活動や海外への労働者派遣などの手段を用いていることに深刻な懸念を表明。北朝鮮と関連した核・ミサイルの技術が海外に広がることを防ぐ必要性を強調した。 4カ国首脳は「北朝鮮との軍事協力を強化している国」に対する懸念を表明し、ロシアとの協力強化をけん制した。 北朝鮮による拉致問題についても、解決の必要性を再確認した。
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