【これが最後の“GT-R”か!?】R35型登場17年目の集大成!2025年モデルはいかなる進化を遂げたのか?
日産自動車から「GT-R」の2025年モデルが登場した。現行R35型GT-Rは世界屈指のハイパフォーマンスカーとして2007年に衝撃的なデビューを飾ると、その後も年々進化を続けているが、最新の2025年モデルにはどのようなアップデートが加えられているのだろうか。なお注文受付はすでに開始、販売は6月からとなる。 【画像】2025年モデルが登場!日産自動車「GT-R」を詳しく、写真を見る(全10枚)
衝撃のデビュー後も年々進化を重ねてきた「GT-R」
2007年に登場したR35型「GT-R」は、史上最強を謳う3.8L V6ツインターボエンジン「VR38DETT」を搭載し、ライバルとして想定するポルシェ911ターボに匹敵するパフォーマンスを発揮。6速DCTデュアルクラッチトランスミッションをエンジンと引き離してトランスアクスル化した4WDシステムも大きな注目を集めた。 かつてない超高性能を謳う「GT-R」はメンテナンスも特別で、専用のサービスセンター「日産ハイパフォーマンスセンター」で行われた。当然車両価格も破格ではあったが、その高性能からすると決して高すぎることはなかった。 そして「GT-R」はデビュー後も、年次改良やマイナーチェンジ、「スペックV」や「NISMO」などの追加設定、限定車の投入などを通して年々進化を重ねてきた。
2025年モデルはR35型として17年に及ぶ進化の集大成
今回登場した2025年モデルでは、「プレミアムエディション」に青を基調とした専用特別内装色である「ブルーヘブン」を新たに設定。 また、「プレミアムエディション T-spec」と「トラックエディション engineered by NISMO T-spec」に、これまで「NISMO スペシャルエディション」のみに採用されていた高精度重量バランスのピストンリング、コンロッド、クランクシャフトが組み込まれることになった。 なお、この2モデル「プレミアムエディション T-spec」「トラックエディション engineered by NISMO T-spec」には、エンジンを手作業で組みつけた「名匠」の名前が赤文字で刻まれたアルミ製エンジンバッジと、ゴールドのVIN(車両識別番号)プレートが取り付けられる。 R35型GT-Rは年内に生産終了するのではと言われており、この2025年モデルはR35型として17年に及ぶ進化の集大成としても注目されている。ひょっとしたら、この2025年モデルが「最後のGT-R」となるかもしれない。なお、発売は今年6月を予定している。