人権侵害は断じて許さず。差別的発言を受けた鈴木彩艶に寄り添う森保監督「全力でサポートしたい」【アジア杯】
「共存・共栄していくことが大切」
毅然とした態度を示した。 カタールで開催されているアジアカップで、現地1月24日にグループステージ(GS)第3節でインドネシアと対戦する日本の森保一監督が同23日、前日会見に冨安健洋と出席した。 【PHOTO】サムライブルーと日の丸に身を包みスタジアムに集結した日本代表サポーター! 試合に向けた意気込みなどを語るなかで、報道陣から鈴木彩艶に関する質問を受けた。鈴木は19日に行なわれたGS第2節のイラク戦(1-2)のあと、SNSで差別的な声があった事実を明かしている。 この件について問われた指揮官は、「人権を侵害するということは、あってはいけないことだと思っています」と切り出し、こう続ける。 「世界の多種多様な文化、人種、価値観等々、お互いが相手のことを、みんなのことを尊重して、共存・共栄していくことが大切だと思います。我々はフットボールのなかで、フットボールというひとつの競技で、国と国がつながる、人と人がつながる、ひとつのフットボールという共通言語で、いろんな価値観を認め、みんながつながれるということを、活動を通して、試合を通して、いろんな方々に伝えていければと思っております」 鈴木に対する差別的な言動には「断固として抗議したい」とし、「ストレスや傷ついている部分があれば、チームで全力でサポートして、彼が少しでも穏やかに生活して、思い切ってサッカーに集中できる環境を作ってあげたい」と、21歳の守護神に寄り添った。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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