応援Tシャツを着て力強い球を投げる大谷（撮影・小林信行）

　「ドジャース―フィリーズ」（5日、ロサンゼルス） 　ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場することが発表された。愛息マキシマス君の感染症により7月26日から離脱していたフレディ・フリーマン内野手が「3番・一塁」で9試合ぶりに復帰する。 　大谷はここまで109試合に出場し、ナ・リーグ1位の打率・306＆33本塁打、同2位の79打点で三冠王を狙える位置にいる。2日のアスレチックス戦では自己最多の1試合3盗塁でシーズン31盗塁とし、日本選手初、球団史上3人目の「30本塁打・30盗塁」を達成し、MLB史上6人目の「40・40」を射程圏内に捉えている。 　フリーマンは大谷、ベッツとともにビッグ3の一角としてここまで104試合に出場し、打率・288、16本塁打、67打点、チーム3位のOPS・888を記録。離脱していた8試合の戦績は3勝5敗と苦しい戦いを強いられていた。 　対戦相手のフィリーズはナ・リーグ最高勝率・595（66勝45敗）で東地区首位を快走。チーム最多タイ11勝の右腕ノラが先発のマウンドに立つ。リーグ2位の勝率・580（65勝47敗）のドジャースは敵地に乗り込んだ7月9～11日の3連戦でスイープされており、プレーオフ前哨戦とも言える今回の本拠地3連戦は負けられない戦いとなる。 　この日の大谷は試合前にキャッチボールで約70球。投本間の距離でアイアトン通訳を左打席に立たせた状態で捕手に向かって力強いボールを投げ込んだ。着用していたドジャーブルーのTシャツは胸にフリーマンの愛息の回復を願う「＃MAXSTRONG」の文字、背中には「5　FREEMAN」が入っていた。 ▽ドジャースのラインアップ 1番・DH　大谷　　　　　　　打率・306　33本塁打　79打点　OPS1・017 2番・左翼　T・ヘルナンデス　打率・267　23本塁打　71打点　OPS・820 3番・一塁　フリーマン　　　　打率・288　16本塁打　67打点　OPS・888 4番・捕手　スミス　　　　　　打率・252　15本塁打　57打点　OPS・775 5番・二塁　ラックス　　　　　打率・241　6本塁打　36打点　OPS・658 6番・三塁　K・ヘルナンデス　打率・213　6本塁打　23打点　OPS・612 7番・右翼　ヘイワード　　　　打率・207　5本塁打　24打点　OPS・686 8番・中堅　パヘス　　　　　　打率・240　8本塁打　32打点　OPS・665 9番・遊撃　アーメド　　　　　打率・231　2本塁打　17打点　OPS・580 　　　投手　グラスノー　　　　8勝6敗　防御率3・50