ドジャースに衝撃!山本由伸は右肩腱板の損傷で数週間ノースローへ 前半戦での復帰は困難か
<ドジャース3-0ロイヤルズ>◇16日(日本時間17日)◇ドジャースタジアム ドジャース山本由伸投手(25)が、右肩腱板(けんばん)の損傷で離脱することが明らかになった。チームはこの日、15日間の負傷者リスト(IL)に入れ、試合後、ロバーツ監督が検査結果を明かした。 【写真】勝利後に大谷とタッチを交わすも、その表情は冴えない山本由伸 「少し時間がかかるが、シーズン終了ではない。少し休んで、彼は数週間、投げないだろう」 患部の状態が回復するまで数週間、ノースローとなる。仮に7月初旬に調整を再開したとしても、前半での復帰は厳しい見立てとなった。 山本は前日の登板で2回、わずか28球で降板。右上腕三頭筋の張りを訴え、自ら交代を申し出た。7日のヤンキース戦ではメジャーで自己最多の106球を投げ、力投。通常は中5日~6日だが、中7日で登板間の調整を延ばしたが、当日に張りが強くなり、結果的にIL入りとなった。 メジャー1年目の山本はここまで14試合に登板し、6勝2敗、防御率2・92で安定した成績を残していた。 ◆メジャー1年目に故障した主な選手 大谷(エンゼルス)は18年6月に右肘内側側副靭帯(じんたい)を痛め、10月に再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた。有原(レンジャーズ)は21年5月、右手中指のタコで負傷者リスト入り。右肩の動脈瘤(りゅう)の修復手術を受けた。田中(ヤンキース)は14年7月、右肘の違和感で離脱。PRP療法で手術を避け、9月に復帰した。和田(オリオールズ)は12年、左肘の違和感でマイナー調整。5月にトミー・ジョン手術を受けた。07年桑田(パイレーツ)はオープン戦で審判と激突し、右足首の靱帯を断裂した。 ◆上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん) 「力こぶ」を作る上腕二頭筋の裏側にある筋肉で、俗に「二の腕」と言われる。二頭筋が肘を曲げるために使うのに対し、三頭筋は肘を伸ばす動作を行う。一般的に上腕部のトレーニングは二頭筋に集中しやすいが、三頭筋の方が太くて筋量も多い。