阪神・百崎 課題克服!直球撃ち 先制2点適時打 守備もしっかり「どこを守ってもミスがないように」
「フェニックス・リーグ、阪神2-3IPBL選抜」(10日、SOKKENスタジアム) チーム唯一の打点をたたき出したのは、最年少の19歳、阪神・百崎蒼生内野手だった。「独立との試合で『負けられない』って言われてるので、打点が入ったのはよかった」。惜敗はしたが、意地を見せた。 五回1死二、三塁。北田の直球を左前へ運び、2点の先制に成功した。「(体が)開く癖がある。そうすると外のスライダーや外の真っすぐについていけないことが多くなるので」と左足をしっかり踏み込む意識を持ったことが奏功した。 ドラフトからもうすぐ1年がたつ。シーズンを踏まえ、フェニックス・リーグで目標とするのは「打撃の向上」だ。課題は球速の速い投手に対し、体が前に突っ込んでしまうこと。「(体を)後ろに」という意識で打席に立っている。「初めてのピッチャーばかりと対戦できるので、いい経験になる」とうなずいた。 和田2軍監督も「今年一年はがむしゃらにやって、何が足りなかったか見えてくる。今はもう1打席1打席必死になってやってくれたら」と期待を込める。百崎はここまでの4試合ですでに一塁、二塁、三塁の守備にもついている。「どこを守ってもミスがないように」と守備も怠らない。来季につながる実りの秋を過ごす。