現代美術のハードコアとは「世界の宝」?名古屋市美術館で展覧会/愛知
名古屋市美術館(名古屋市中区栄)では9月6日~10月26日の期間中、「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展 ヤゲオ財団コレクションより」を開催。世界トップクラスと言われるヤゲオ財団(台湾)の現代美術コレクションから、73点の名品・名作が公開される。観覧料は一般1200円、高・大生800円、小・中生無料。 「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である」とタイトルに銘打った、同展覧会。ハードコアとは中核・中心という意味を持ち、今回の展覧会でまさに現代美術の中核ともいえる作家の作品が見られる、というメッセージが込められている。さらに「世界の宝」という部分からは、これらのコレクションが個人の宝物であるだけではなく、世界の人々にとっての大切な宝物であるという考えも。人の手から手へと渡っていく美術品を、人類の宝物としてわかちあうというテーマが、同展覧会に設けられている。 ヤゲオ財団の現代美術コレクションから、常玉(サンユウ)、フランシス・ベーコン、ザオ・ウーキー、アンディ・ウォーホル、杉本博司、蔡國強、ロン・ミュエク、ピーター・ドイグ、マーク・クインなどの、代表作品を展示。世界的なコレクターの慧眼によって選び抜かれたコレクションの魅力を、存分に堪能できる内容となっている。