磐田市消防団の団員、着服認める 市本部が被害届検討 被害額は最大で1千万円近くか
磐田市消防団の男性団員が分団が管理する口座の金を着服した疑いがある問題で、市消防本部は25日、男性団員が着服を認めたことを明らかにした。市消防団が、業務上横領の疑いで警察に被害届を提出する方向で検討しているという。 男性団員は2023年度の1年間に、消防団員に対する出動報酬の積立金や、分団で協力金などを管理していた口座から複数回にわたって不正に金を引き出していた疑いがある。今年5月、24年度の新役員に対する引き継ぎ業務などの過程で発覚した。 市消防本部によると、男性団員と連絡が取れない状態が続いていたが、25日までに男性団員から事情を直接聞くことができたといい、そこで男性団員は着服事実を認めたという。 男性団員は見付方面隊第1分団に所属し、口座の通帳などを管理していた。関係者によると被害額は最大で1千万円近くに上る可能性があるとみられる。
静岡新聞社