プラスチック加工会社の工場が子どもたちの楽しい学びの場に!静岡・浜松で盛り上がる「エコネット・フェス」
オトナと子どもが逆転!? 子どもに教わるエコな授業
ステージではエコに詳しい小学生が「先生」になり、日本や世界のエコの最新事情を紹介するトークイベント「教えて、子ども先生!」を開催。 社会起業家でHI合同会社代表の平原依文氏、元サッカー日本代表でFC東京のコミュニティジェネレーターとして活躍中の石川直宏氏らが「生徒」として登壇した。 イベントはクイズ形式で進行。 「先生」からは、日本のリサイクルは「サーマルリサイクル」と「マテリアルリサイクル」のうち、「サーマルリサイクル」が全体の7割を占めていることや、SDGsの17の目標のうち、日本では2つしか目標レベルに達成していない現状などが説明され、来場者も積極的にクイズに参加し、リサイクルやSDGsについて学びを深めた。 イベントの中で平原氏は、「これまで中国やカナダ、メキシコ、スペインで生活してきて感じた価値観の違いや、国籍やジェンダーなどに起因する壁=境界線を溶かしていきたいと思い、会社を立ち上げた。違いは人の数だけ存在するから、互いに尊重し合える世の中になれば」とコメント。 また石川氏は、「コロナの時期にサッカーをすることが難しくなった時に、価値の変換の重要性を実感した。サッカーを通じて人生の喜びや笑顔を届けるという目標は、農業を通じても届けられるのでは、と思い、長野県でNAO’s FARM という農場を立ち上げた。手段は違っても農業を通じてサッカーと同じ目標を目指したい」と話していた。 「先生」を務めた小学生はイベントを終えて感想を語る。 ※のあさん(12歳) 「今日の朝、三重から来ました。はじめは緊張していたけれど、みなさんがフォローしてくださってうまくできました。これからもゴミの分別のことや紙のリサイクルなどSDGsの取り組みで自分にできることをやっていきたいです」 ※ここさん(11歳) 「この場に立たせていただいて、授業をさせてもらって、世代は違うけれど志が一緒の人とたくさんお話しできました。もっとSDGsの活動を頑張ろうと思ったし、私も会社作って経営してみたいと思いました」