金の無駄遣い…。アーセナル、冬の大失敗補強(4)エースとのトレードで加入も…プレミアで苦戦したMF
2024年1月のマーケットが動いている。各クラブがシーズン前半戦に起きた問題を解決するために新しい力を探す時期だ。好機とみれば、ビッグネーム獲得に動く場合もある。今回はイングランドの名門アーセナルが冬に獲得した選手のうち、うまくいかなかった補強を厳選して紹介する。(在籍期間や成績は『transfermarkt』参照)
MF:ヘンリク・ムヒタリアン(元アルメニア代表) 生年月日:1989年1月21日 移籍金:アレクシス・サンチェス(マンチェスター・ユナイテッド)とのトレード 在籍期間:18年冬~20年夏 リーグ戦成績:39試合8得点8アシスト シャフタール・ドネツクとドルトムントで印象的な活躍を見せたヘンリク・ムヒタリアンは、16年夏にマンチェスター・ユナイテッドに加入。しかし、前所属の2クラブほど圧倒的な活躍を披露することはできず、18年冬にアレクシス・サンチェスとのトレードでアーセナルに加入した。 移籍後初先発となったエバートン戦でハットトリックを達成するなど、上々の新天地デビューを飾ったが、その後の存在感はやや希薄に。怪我による離脱も多く、当時のアーセナルのエースと引き換えに獲得した選手としてはやや物足りない成績に終わった。 19年夏にはシーズン開幕後にローマへとローン移籍。この移籍が成功したことで、その1年後に契約解除という形でアーセナルを退団し、ローマにフリーで加入した。ムヒタリアンは「イングランドのサッカーに適応することは難しかった」と語っており、プレミアリーグで苦戦したことを認めている。
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