藤井王将 高槻市へ移転した新会館竣工式に出席 開館記念ヘッドマークには「どこかで乗車できれば」
将棋の藤井聡太王将(22)=7冠=が17日、大阪府高槻市で、大阪市福島区から移転する関西将棋会館の開館記念式典に臨み、テープカットや鏡開きに出席した。 「将棋の魅力を発信する拠点。将棋ファン、高槻市民の方に長く愛される場所となるよう、しっかり活動していきたい」と全8冠中、叡王以外の7冠を保持する第一人者としての意欲を語った。藤井は前日まで2日間、隣接する茨木市で竜王戦第4局を指し、挑戦者の佐々木勇気八段(30)に敗れた。2勝2敗となり、第5局を27、28日、和歌山城ホールで控える疲れも見せず、新本拠地竣工の喜びを語った。 また、会館からほど近い、JR高槻駅のきた西口の愛称お披露目式典にも出席した。愛称は「将棋会館口」に決定。JR西日本によれば、京阪神のJR駅出口に愛称がつくのは初めて。「将棋会館口」の看板は今後、掲げられるという。 また、高槻駅に停車する新快速電車などの開館記念ヘッドーマークも公開された。高槻市のキャラクター「はにたん」をあしらい、列車の前後に1つずつ装着される。日本鉄道賞選考委員も務める藤井は「1編成しかないレアな車両になる。私自身、どこかで乗車できれば」と鉄道ファンらしい願望も口にした。