【U18アジア選手権開幕】打撃好調も守備に不安の野手陣、ベストオーダーはこの選手たちだ!
柔軟な采配に期待
二刀流の櫻井 椿稀(鶴岡東)は9打数3安打を記録。打撃も大きな癖がなく、バットコントロールも良い。そして守備もそつなくこなし、走塁技術も高く、投走攻守すべてにおいて80点以上のプレーができる。これほど野球センスの高い選手がDHなのはもったいないところがあり、国内合宿で練習していたレフトでのスタメン起用も使って良いと考える。 最後に箱山 遥人(健大高崎)、熊谷 俊乃介(関東一)の両捕手について。国内合宿を見る限り、箱山のほうが地に足がついたプレーができている。打撃の形がしっかりとしていて、ヒットは1本だけだが、長打も多く打てる可能性を感じた。 熊谷は強気なリードを見せる捕手で、中崎 琉生投手(京都国際)との相性が非常に良かった。投手との状態、試合状況によって柔軟に起用をしていきたい。 予選ラウンドで野手起用に求めるのは守備位置を固定するのではなく、複数ポジションを守れる選手は異なるポジションを守ったり、DHで起用する選手を変えたりして、スーパーラウンドまでに理想的なオーダー、守備起用を決めるべきだと考える。一戦をこなすことで、小倉監督が目指す、しっかりと守れて、自分のスイングができて、接戦を勝ち抜く野球ができるか期待したい。
【国内合宿 野手成績】
櫻井 椿稀(鶴岡東)9打数3安打 箱山 遥人(健大高崎)4打数1安打 熊谷 俊乃介(関東一)6打数0安打 石塚 裕惺(花咲徳栄)9打数4安打1打点 髙山 裕次郎(健大高崎)11打数3安打 宇野 真仁朗(早稲田実業)10打数2安打 花田 悠月(智辯和歌山)11打数3安打1打点 山畑 真南斗(明徳義塾)守備のみの出場 徳丸 快晴(大阪桐蔭)11打数3安打2打点 境 亮陽(大阪桐蔭)10打数2安打 濱本 遥大(広陵)8打数3安打