「ふてほど」を押さえてまさかの「見逃し配信」年間トップ! 事務所倒産の「お騒がせ女優」が不倫を演じた“ドロドロドラマ”とは?
各局が模倣に走る
「脚本は2022年10月期の『silent』(フジ)で計7300万回もの再生数を記録した生方美久さん。彼女の3作目の連ドラとなる『海のはじまり』も『silent』と同様、セリフが少なくストーリーのテンポがゆったりしているので倍速視聴に向いる上に、泣けるという要素もスマホ視聴に向いています」 「離婚しない男」とは見逃し配信による視聴が増えた要因が異なるわけだ。 「とはいえ、旧来の人気脚本家の作品はいずれも見逃し配信では上位に入れず、新勢力に取って代わられたと見ていいでしょう」 となると、業界はどうするのだろう。 「『離婚しない男』の成功を見て、各局のプロデューサーは模倣に走るでしょうね。ただし、『silent』の後も似たようなドラマが生まれましたが、あまり上手くはいきませんでした……」 鈴木おさむ氏の脚本はこれが最後だ。 「テレ朝の土曜ナイトドラマも今年7月期の『顔に泥を塗る』を最後にアニメ枠に変わりました。現在放送中の『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』は人気アニメなので、テレ朝としてはドラマとどちらがよかったのか悩みどころかもしれません」 逆に胸をなで下ろしているのは? 「篠田麻里子と藤原紀香(53)かもしれません」 藤原も「離婚しない男」に友情出演しており、官能小説家役で妖艶な演技を披露していた。 「二人とも同じ芸能事務所に所属していましたが、先月、その事務所が年内いっぱいで廃業すること発表しました。二人とも直前まで知らされていなかったようで、いわば放り出されてしまったわけですが、その直前にヒット作に恵まれたわけです。女の武器 に自信を高めているかもしれません」
デイリー新潮編集部
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