「日本版ライドシェア」11月から高松市で初導入 タクシー協会が実施内容を明らかに
KSB瀬戸内海放送
一般のドライバーが客を運ぶ「日本版ライドシェア」を11月1日から始める高松市内のタクシー事業者の団体が28日、実施内容を明らかにしました。
11月1日から「日本版ライドシェア」をスタートさせるのは、高松タクシー協会に加盟している25のタクシー事業者です。 時間帯は金曜日と土曜日の午後4時から翌朝6時までと平日の午前6時から午後2時までで、それぞれ40台ほどのタクシーが稼働する予定です。 協会によると、減少が続いていた高松市内のタクシーの数は徐々に回復傾向にあるそうですが、週末の夕方や雨天時には需要に応えられないことも多く、ライドシェアを導入することでこれらの需要の変化にも対応したい考えです。 日本版ライドシェアはタクシー事業者の管理のもと、一般のドライバーが自分の車両を使って有償で客を運ぶもので、東京や京都など一部の地域では2024年4月から始まっています。 高松市内では準備が整った事業者から順次サービスを提供することとなっていて、参加する事業者のひとつはまずは電話による配車希望に対してライドシェアを提案したいと話していました。 (参加事業者・中央交通/高尾政照 社長) 「これで完璧とは言い切れませんが、(時間帯によるタクシー不足は)大幅に改善されると思います」 (高松タクシー協会/川﨑武文 会長) 「2025年の瀬戸内国際芸術祭だったり大阪・関西万博、また(香川県立)アリーナもできますので、これまでにないタクシー需要に向けてそこにはある程度(タクシードライバーの)採用にもつなげてライドシェアの供給を視野に入れて考えていけたら」
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