球道ベースボールクラブが2連覇 準優勝は筑後サザンホークス IMAI CUP争奪中学2年生大会 【フレッシュリーグ通信】
投手陣の中心は堀内勇旗ら左腕トリオ
フレッシュリーグ九州硬式少年野球協会九州北部地区連盟主催の「第14回IMAI CUP争奪中学2年生大会」（西日本新聞社など後援）が8月31日、9月1日、福岡市東区の雁の巣球場などで行われ、球道ベースボールクラブが決勝で筑後サザンホークスに15―0で圧勝し、2年連続3度目の優勝を飾った。新チームになって2年生を中心に編成した最初の大会で、同連盟に所属する12チームがトーナメント形式で優勝を争った。 決勝で好投した堀内勇旗【写真】 ▽準決勝 筑後サザンホークス 3140100｜9 1050100｜7 筥崎ジンジャーズ （筑）池末、鶴、喜多村―山田 （筥）吉田、福本、松田―才木 ▽二塁打 鶴、山田（筑） 球道ベースボールクラブ 1000300｜4 0001000｜1 福岡ウイングス （球）宮崎、原山―岡部 （福）阿蘇、井上、兵頭―尾崎、三好 ▽決勝 球道ベースボールクラブ 0023613｜15 0000000｜0 筑後サザンホークス （球）堀内、松尾―岡部 （筑）飯田、渡辺、服部、池末―山田 ▽三塁打 田中、飯田、原山（球） 大量得点を引き出す好投で2連覇に導いた。球道BBC先発、堀内勇旗（北野中2年）は6イニング70球を投げ、1安打無失点。四つの三振も奪った。カーブを決め球にリズムよく相手打線を封じ、「連覇を目指して頑張ったから、うれしい」と声を弾ませた。宮崎瑚太郎（北部中2年）、原山煉（田代中2年）との左腕トリオが球道BBCの新チームを支えた。 「緊張せずに落ち着いて投げられた」と試合をつくった。初回は5球で2死。3番打者を歩かせたが、続く4番を3球で二ゴロに打ち取った。4回先頭に唯一の安打を許しても、次打者を初球で二ゴロ併殺打に仕留めた。 堀内は決勝のみの登板となったが、宮崎は伊都ベースボールクラブとの1回戦に先発し、3回1失点。福岡ウイングスとの準決勝でも先発し5回1失点に抑えた。2試合計8奪三振をマーク。170センチの原山は現時点で最速130キロ、切れのあるスライダーも持ち球だ。2回戦二丈ファルコンズ戦と準決勝の2試合にリリーフ登板し、計3イニングを無失点。3四球ながら7三振を奪っている。 決勝の7回を締めた1年生の松尾珀門（屏水中）を含め、7投手を擁した今大会4試合の合計失点は「4」。その中心となる3人について柳宏明監督は「三者三様の良さがあり、それぞれの試合で力を発揮してくれた」とたたえる。新チームは立ち上がって間もない。堀内は「競い合って精度を高めていきたい」。投手陣の総合力向上に意欲的だった。
4番捕手・岡部巧麻が攻守でけん引
今大会、投手陣をリードし、打線もけん引したのが4番の岡部巧麻（鳥栖西中2年）。181センチ、65キロの大型捕手で、決勝では終盤の1安打のみだったが、ダブルヘッダーの1回戦（8月31日）で通算7本目の2ランを放って勢いをつけた。〝打てる捕手〟オリックス森友哉に憧れているという。「昨秋の1年生大会で初戦敗退し、冬場の練習でみんながしっかりバットを振った。これから全大会で優勝できるように頑張りたい」と意欲満々だ。
西日本新聞社
