交通事故、飲酒運転根絶へ一丸 福島県内各地で秋の運動出動式
■相双地方 21日から30日までの秋の全国交通安全運動を前に、福島県相双地区の各地で出動式が行われた。交通事故防止や飲酒運転根絶に向けた活動を強化する。 【相馬署】19日、相馬市のスポーツアリーナそうま第2体育館で行われた。 市交通対策協議会長の立谷秀清市長が「市民、(新地)町民の意識を高めてほしい」とあいさつした。辺見辰雄署長が管内の交通事故の発生状況を説明した。県警音楽隊がアトラクションを繰り広げた。勇壮な演奏で交通関係団体を鼓舞した。 車両出動後、参加者が市内の商業施設で啓発活動を実施した。 【双葉署】20日、楢葉町の町立あおぞらこども園で行われた。 佐久間正和署長が管内の交通事故情勢について報告し「秋から年末にかけてが正念場。強い気持ちで取り組んでいく」と話した。松本幸英町長、富岡地区交通安全協会の松本重義会長があいさつした。 各町村のマスコットキャラクターの紹介や年長組の園児による演奏を繰り広げた。園児らが「お父さん、お母さん、地域のみなさん。交通事故に気をつけて安全運転をお願いします」と呼びかけた。多くの出席者に見守られながら署員らがパトロールに出動した。
式終了後、周辺施設での交通事故防止啓発活動などを繰り広げた。 【双葉署浪江分庁舎】20日、双葉町産業交流センターで行われた。 町交通対策協議会長の伊沢史朗町長が復興の進捗(しんちょく)により人の往来が増えているとして、「関係機関一丸となって交通事故防止に取り組んでいきたい」と決意を述べた。浪江地区交通安全協会の長沼克往会長が「事故のない安全安心な地区の実現に向けて努力する」と誓った。分庁舎の藤原貞治所長が「悲惨な事故が一件でも減少するよう協力をお願いしたい」と呼びかけた。 高齢者交通安全指導隊の高倉伊助さんが出動申告し、白バイやパトカーが交通取り締まりに向かった。トライク(大型三輪バイク)愛好家も駆け付けた。 終了後に広報啓発活動を実施し、チラシやグッズを配って事故防止を訴えた。 (相双版) ■会津地方 21日から30日までの秋の全国交通安全運動に先立ち20日、福島県会津地方の各地で出動式が行われた。警察署や交通関係団体などの代表者、児童らが事故防止に向け意識を高めた。