『指輪物語』の新作アニメ映画『The Lord of the Rings: The War of the Rohirrim』から新たな画像が公開 キャラクターの概要も明らかに

『指輪物語』の新作アニメ映画『The Lord of the Rings: The War of the Rohirrim』から新たな画像が公開 キャラクターの概要も明らかに

『指輪物語』を原作とした新作アニメーション映画『The Lord of the Rings: The War of the Rohirrim（原題）』の新画像が公開され、アニメの世界で描かれる中つ国の詳細が明らかになった。 「The Lord of the Rings: The War of the Rohirrim」画像・動画ギャラリー Entertainment Weeklyのインタビューに、プロデューサーのフィリッパ・ボウエンと監督の神山健治、主演のガイア・ワイズが答えている。神山は、この映画がどのようにローハンの槌手王ヘルム（『メディア王 ～華麗なる一族～』のブライアン・コックスが演じる）とその家族を描くかについて語った。 「これは、ローハンの歴史において最強の王にして、自らの拳で敵を倒した人物の物語です」と神山は説明する。「なぜ、その血統は彼で終わらなければならなかったのか？ そこには傲慢さから学べる教訓と、権力に対する責任と自覚の必要性があると思います。私たちは、世界中で再び戦争という現実に直面している時代に生きています。では、力とは何でしょうか？ 力を持つ者の責任とは何なのでしょうか？ それは権力者が、権力を持たない者と一緒に考えなければならないことです」 以下で、Peopleが公開した新画像をチェックしてみよう。 「The War of the Rohirrim」で制作チームは、既存の素材を基にして発展させる機会を見つけた。具体的は、ヘルムの娘について掘り下げ、彼女にヘラという名前まで付けたのだ。 「この物語の基となる『追補編』には、かなり興味深く描かれた男性キャラクターが登場し、それから名前のない若い女性キャラクターが登場します。それが私にとって非常に興味深いことでした」とボウエンは説明する。「ヘルムには娘がいて、彼女がこの紛争の中心にいたことはわかっています。でも私自身、特に脚本家のフィービー・ギッティンズは彼女に惹き付けられました。その無名の娘であることの重みを感じられたし、すぐに興味をそそられました。彼女は誰だったのか？ 彼女はどのように生きたのか？ と」 ヘラ役を演じるワイズは、このキャラクターを「獰猛」、「複雑」、「反抗的」と表現している。一方、映画には適役のウルフ（『スノーピアサー』のルーク・パスクァリーノ）も登場。このキャラクターについてボウエンは、「自分が手がけたすべての映画の中で、最も好きな敵役の一人」だとし、次のように語っている。 「彼は、私たちが現在直面している数多くの危機について、かなり直接的に語りかけてきます。彼は本当に魅力的なキャラクターで、刺激的です。彼が何をするかわからないし、彼の選択のいくつかは良い意味で息を呑むようなものです」 Varietyは、実写映画の「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズに携わったピーター・ジャクソンとフラン・ウォルシュが、本作のエグゼクティブプロデューサーに名を連ねているとも報じている。ビルボ・バギンズが長旅に出る約200年前の出来事を扱ったストーリーに期待したい。 本作以外にも、『指輪物語』の世界はさまざまな方向に広がりを見せている。Amazon Prime Videoでは『ロード・オブ・ザ・リング：力の指輪』シーズン2が今年8月に配信を控えるほか、『The Lord of the Rings: The Hunt for Gollum』と題された新作映画も発表されたばかりだ。アンディ・サーキスが監督・主演を務める新作映画はゴラムを中心とした内容で、2026年に米国公開が予定されている。 『The Lord of the Rings: The War of the Rohirrim』は、2024年12月13日に米国公開予定。