「頭を悩ます大変な作業になる」 女子サッカー「なでしこジャパン」池田太監督がパリ五輪メンバー選考18人の〝狭き門〟に言及
サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の池田太監督が13日、東京都内で報道陣の取材に応じ、出場権を獲得したパリ五輪に向けたメンバー選考についての基本的な方向性を示した。 ■涙を流す猶本【写真】 五輪登録メンバーは8強入りした昨夏のワールドカップ(W杯)の23人とは異なり、18人と一層「狭き門」となる。池田監督は「W杯の時もものすごい考え悩んだが、またさらに今度は18人。選手の持っている力もそうだし、例えば複数ポジションをできる選手を入れないといけないとかも。また4人のバックアップを選ばないといけない。今回は東京五輪と違い、毎試合ごとに選べるシステムではない。けが人が出たら入れ替えるレギュレーションになると思う。18人プラス4人について、頭を悩ます大変な作業になる」と率直な思いを口にした。 グループリーグは中2日で戦っていくことにもなる。厳しい日程でもあるだけに「体のタフさやメンタルのタフさなど、いろんな状況に応じて対応ができる部分を、いつもベースにしている。引き続きそうしたところは求めていくし、考えていく」と、これまでと同様の一貫した方針でメンバー選考を進めていく。 また、あらためて北朝鮮との最終予選2試合を勝ち抜き五輪出場権を得た喜びも口にした。池田監督は「出場権を勝ち取れたことに関して、いろんな声をかけていただいた。五輪は関心も熱量も高い大会。女子サッカー界にとっても、出場権を取れて本当によかった。ほっとした思いもあり、またここからそんなに期間もない。7月に向けて準備をしないといけない。またこれからという心境」と決意を込めた。 組み合わせ抽選は今月20日にパリで行われる。銀メダルを獲得した2012年ロンドン五輪以来のメダルはもちろん、初の金メダルを目指し入念な準備を施していく。