国頭村、週末のボランティア受け入れ終了を検討 沖縄北部豪雨 物資提供の配慮も呼びかけ
沖縄本島北部豪雨で、比地川の氾濫など最も被害が大きかった国頭村が、土曜、日曜の民間のボランティア受け入れは終了する方向で検討していることが分かった。本紙の取材に19日、村総務課が答えた。 【写真】沖縄北部豪雨、被災者の生活再建へ 支援情報まとめ
家具搬出や土砂撤去など片付け作業のめどが付いたことから判断したという。物資提供も必要以上の量が届き、衣料品や消費期限の短い物は控えるよう、ホームページなどで呼びかけている。 先週末の16、17日には、国頭村に「力になりたい」と大勢の民間ボランティアが訪れた。作業に比べて必要以上の人が集まった場所もあり、「気持ちがありがたい分、すまない気持ちになった」と関係者は話した。日数がたつにつれ、被災者の疲労もピークに達しており「住民に休日は休んでもらう意味でも、(ボランティアを)遠慮してもらうことが必要だ」と判断した。 作業にめどは立っても、被災した人々の生活再建は道半ばで、村は寄付金など復旧に向けた途切れない支援を必要としている。 (玉城文)
The Ryukyu Shimpo Co., Ltd